2007年2月24日土曜日

ひなまつり

写真のおひなさまは
20数年前娘が生まれたときに私が作ったもの。
親指大の豆びなで、仕事場にころがっている陶土をひねって素焼きし
彩色して作った。お道具も細々いろいろ作ったが
現存するのは、ミニカップゼリーの空き容器に和紙を貼ってできた
ぼんぼり一対のみ。他はいたずら盛りの子どもらの魔手によって
年々どこかへ消え去っていった。


さんざんもて遊ばれ、欠けたりはがれたりしたひな人形だが
毎年この時季になると、私はいそいそと飾る。
いまはもう、いたずらする子どもらも消え去って
家に残るのはじっと動かない
退屈そうなひな人形だけである。


2007年2月23日金曜日

春とまな板

うぐいす、ふきのとう、花粉症・・・
春の使者三役がいよいよでそろった。
洗濯物を干していると
裏山の方からうぐいすの初音がきこえる。
庭の梅の木の下から、ふきのとうが緑の顔をのぞかせている。
そして、花粉症の息子のクシャミが日毎激しさをましてきた。

台所で絹さやのすじをとっていると、皿の上でたまっていく
さみどり色の絹糸のようなすじのクルクルした形が美しい。
捨てるにしのびない、春の音符を思わせるそのリズミカルで繊細な姿。
うーん、これで何かもう一品できないものか・・・
けちでくいしんぼうの私は、きまってこの季節
まな板の前で絹さやのすじに悩まされている。


2007年2月16日金曜日

ビリケン

通天閣がみえるディープな大阪で育ったので
ビリケンさんとはへその緒がつながった身内気分でいる。

写真のビリケンさんは我が家の守り本尊。
エプロンを作った残りの麻布に
私がチョコチョコと刺繍して作った。
ここぞというときに、手をあわせず、
足の裏をなでて願いごとをする。
どことなく末っ子の赤ん坊のときの顔に似ている。

ほんとは友人がやってる骨董店ライト商会の煤けた
ガラスケースの中にいる木彫りのビリケンさんが欲しいのだが
こわくて値段がきけないでいる。
店へ行くたび、まだ売れていないのを確かめほっとしている。


2007年2月14日水曜日

seu jorge

SEU JORGEのCDは菜穂子が仕事をしながら
よく聞いているもの
なんともいえない深みのある暖かい声にひたりながら
ロナウジーニョへのフェルトシューズを夢見ているのかも・・・

CLAPTONのCDは和章が仕事中によくかけるもの
いろんな辛酸な経験のなかから復活し成長を続ける
CLAPTONにあやかろうとしているのかも・・・

ヒヤシンスがとてもきれいに咲きました
これからふと想ったこと、目についたことを
つづっていこうと思ってます。