2008年5月26日月曜日

個展おわりました

5月23、24、25と短い会期でしたが
「坂田和章」陶展、無事終了しました。

いたらぬところも多々あったのではないかと
反省ばかりですが、会場にまで足を運んでくださった皆様方に
この場を借りてお礼申し上げます。


6月19日から29日までの日程で
鳥取市の「アートスペースキノシタ」さんで
「水無月の食卓」坂田工舎個展を行う
予定です。


2008年5月13日火曜日

個展のご案内

毎年この時期に合わせるように、「空 鍵屋」で個展をしますが、
3度目の今回は、陶器を主に展示し、壁面を飾る布も展示します。
よりシンプルでしかも手に取りたくなるような作品作りをめざしました。

わずか3日間の個展になりますが、近くにお越しの時には
お立ち寄りください。

2008年5月12日月曜日

おごれるバラ

バラの季節だ
うちにもバラはある いままで数々のバラを植え、数々のバラを枯らしてきた私だ
それでも懲りず、もうこれが最後と、割り箸ほどの細いモッコウバラの苗を植えたのが十数年前
はじめの数年は、つぼみがついては涙ぐみ虫がついてはハラハラし花が咲いては舞い上がってよろこんでいた
せっせと世話をやき気をくばり可愛がりまくった
いつの日かこれでアーチをと夢みた頃もあった
ちいさな弱々しかった苗木は、珍しくすくすく育っていった
開花時期が、学校の家庭訪問の時期とちょうど重なり、どの先生も子供のことはほめなかったが
バラのことは必ずほめたたえてくれた ところがだ このバラ、どういうきっかけか、いきなりグングンモクモクすごい勢いで急成長
切っても切っても、めげずくじけずへこたれず
毎年更なる強靱な枝をグイグイ伸ばす
アーチどころではない 柱をよじのぼり二階のベランダにからみつき領地拡大に日夜もえている
その姿からは、「のさばる」という言葉しか思いつかない
おまけに、このバラ、隣のカロライナジャスミンと意気投合し、両者固く結束し、仲よく連れ立ち
ベランダへ手に手をとってよじのぼってくる 互いの仲はそうとう深い
いまや、洗濯物もふとん干しも、両者の侵攻におびやかされつづける毎日だ
二種の黄色の花が満開に咲きほこる姿は、たしかに美しい
美しいが美しすぎて、げんなりする そのおごれる美しさは強迫的だ まいりましたと目を伏せる
なぜかあの弱々しかった頃のバラがなつかしい 
おごれるバラよ、いきつくところまでいくしかないのか