2008年11月3日月曜日

水都大阪での一日

次男がサントリーミュージアムで行われている、アートストリーム2008に
出店してるので大阪に行くことにする。
3人の子どもをつれて海遊館に行ったのはだいぶ前のことだから
久しぶりの大阪港だ。
100あまりのブースがありざっとながらも全部見て歩く。
若い人のやっていることは、けっこうおもしろいのだが、
「なんじゃこれ!」というのはなかった。残念。
次男はポストカードや板絵を出しているのだが
「風が強くとばされる」とぼやいていた。
この季節になると海ではけっこう風が吹く。

先週の日曜日には音海の筏に釣りにいった。福井県に入った
あたりから、雨がふりはじめてここから引き返すのもくやしいからと思い
予定どおり釣りをしたが、メチャクチャな風とよこなぐりの雨で
いろんなものは飛ばされるし、サンザンだったのを思い出した。

帰りは地下鉄で肥後橋まで行き、長男の働いている仕事場をみせてもらう。
土佐堀川のそばに建っているちょっと古めの4階建てが会社。
ここらあたりでもまだかすかに潮の匂いがする。
なかから見える橋は筑前橋だし、もよりの駅は肥後橋だし
さっきまでいた大阪港から続く海路の延長線上にいろんな藩の蔵屋敷
などがあったのだろう。
海上交易といえば莫大な富の集積があったはずなのに
外からみるかぎりではそのおもかげはない。

長男はもう家をでてしまったが、この町中から毎日終電を使って
炭山まで帰ってきてたのかと思うと、若く体力があるとはいえ
よくやったよなと、ちょっと感傷的な気分にもなった。

とにかくよく歩いて、よく見たが、海と川を背景にして
よけいに心豊かになったような気がした。







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