2007年5月27日日曜日

九州旅行 - 前編

ひさしぶりの帰省もかねて、関西汽船の大阪南港ー別府航路を利用して旅行に出た。
別府下船後は、関アジ、関サバで有名な佐賀関経由で臼杵に到着。
まず、石仏さんたちを拝見。山からせりだした岩の部分に石仏が彫ってある。
やわらかい性質の岩らしいが、それにしても彫りはかなり緻密、精巧。
鎌倉から平安時代にかけての作との説明があるが、
石仏の顔の雰囲気は、インドっぽい雰囲気が濃い。
仏教の歴史にはうといけど、シャカの仏教が儒教などの影響をうけながら
今の仏教に変遷していく、各地の段階の違いを現しているのかもしれない。
それにしても人はすごいことをなしとげる。

その後となりのヤマコ臼杵美術博物館を見学。
この地の遺跡群からの発掘品と、1600年に入城した稲葉家の螺鈿細工を中心としたお道具類。
小さいながらもなかなか見ごたえのある博物館でした。
これらの文化的遺産をみると、臼杵はおおくの物と金の集まる場所だったんだと思う。

次は臼杵市街。まず野上弥生子文学記念館を訪問。
野上弥生子が芥川龍之介に「自殺のススメ」を語ったくだりが面白かった。
次に荒物屋さん。我が家は荒物屋さんが大好き。
タナカヤ荒物店は造船関係の仕事が中心らしく、昔仕入れて売れ残っている
雑貨品はどうでもいいらしく、ホコリをかぶって棚の上に残ったまま。
おかげで写真の竹カゴと、つるべバケツを買うことができた。
しかも昔の値段のままらしく2つで、1.350円。これは良かった。

翌日は、実家近くの港に釣りにお出かけ。4時間ほどいたと思うけど、
ウキが一度も動かなかった。残念。
だけど、この時期に宮崎から鹿児島にかけてでしか食べられない、
「キビナゴ」の刺身を食べることができた。
本当にひさしぶりに食べたけど、うまかったなー。
ところで、おいしい干物も作っている、この魚やさんで聞いたけど、
アジ、サバの干物は、一本釣りの魚と、網であげた魚とでは3倍ほども値段が違うらしい。
ようするに死に方の違い。なるほどね。





0 件のコメント: